抗うつ剤の断薬とシャンビリ(離脱症状)
みなさんは、断薬をしたことがありますか?
僕は、抗精神薬も抗不安剤も抗うつ剤も断薬をしたことがあります。
気分安定剤と抗精神薬を断薬した際には、見事に激しい躁に襲われ、隔離病棟へ入院しました。
僕の抗うつ剤の断薬の経験
僕が、抗うつ剤の断薬をしたのは、抗うつ剤を飲んでいた時に、躁転したからです。
当時の先生も躁転に気づいて飲んでいた抗うつ剤を停止して、炭酸リチウムのが主剤の処方に変わりました。
僕は、初めての躁転だったため、まったく病識がなかったため、抗うつ剤の処方を止められたことが納得がいかなかったのですが、当時、抗うつ剤の処方を止められたことによって、ある症状がありました。
それは、シャンビリです。
抗うつ剤(SSRI)を断薬すると?
抗うつ剤(SSRI)を飲んでいると状態から急に断薬すると多くの人がシャンビリという症状に襲われるそうです。
かく言う私もシャンビリの症状に悩まされました。
抗うつ剤を断薬すると以下のような症状に悩まされる人がいるそうです。
・耳鳴り
・しびれ
・めまい
・発汗
・吐き気
・目がチカチカする感覚
・音や光に対して過敏になる
・震え
・ソワソワ感
などなど色々な症状があります。
抗うつ剤を減薬・中断して半日~数日以内に上記のような症状が出現した場合、離脱症状を疑う必要があります。
その中でも私が悩まされた離脱症状はシャンビリです。
僕の悩まされたシャンビリとは?
僕の経験したシャンビリは、座っている状態からたつと、足がシャン!ビリ!と痺れるような感覚があるような症状です。
そのほかにもテーブルに肘をつくと体がシャン!ビリ!というような症状がありました。
とにかく、動作をするとシャンビリという痺れがありました。
名前の通り、シャンビリ!という痺れるような感覚があるのを私はシャンビリだと思っています。
僕の場合は、パキシルを飲んでいてその後、処方がなくなったためシャンビリの症状に悩まされました。
ところで、このシャンビリという症状は、どう対応したらいいのでしょうか?
シャンビリの対応法
僕の場合は、この離脱症状がなくなるまで、抗うつ剤の処方が一切なくなったため、時間の経過とともに解消されました。
しかし、ベンゾジアゼピン系の抗不安剤の離脱症状も怖いようにこのシャンビリも実際に経験している人にとっては厳しい症状だと思います。
まず、そのような症状が出た際には、主治医に相談して、処方を続けてもらう、他剤に変更してもらうというなど選択肢があると思います。
しかし、双極性障害などの疾患の場合、なかなかそのような選択も難しいかもしれません。
そのような場合は、主治医に相談して、減薬のペースを落としてもらうように相談しましょう。
私は、色々な理由があり、急な断薬となってしまいましたが、急な減薬というのは危険なものです。
主治医に相談すれば、シャンビリの起こりにくい他剤に変更して減薬するなど色々な選択肢が出てくるかもしれません。
ちなみにこれらの症状は、「抗うつ薬中断症候群」といいます。
ちなみに、抗うつ剤の離脱症状は「抗うつ剤中断症候群」と言います。
抗うつ薬の断薬や服用量の減量に続いて生じてくる一連の症状である。この症状は、用量の減量あるいは完全に断薬した離脱時に生じる可能性があり、各薬剤の消失半減期および患者の代謝による。初期には離脱反跳(withdrawal reaction)と認識されていた。
抗うつ薬中断症候群 - Wikipedia
Wikipediaのページにも予防と治療の方法について記載されています。
当然、主治医の先生は対処法を知っていると思いますが、患者の側としても自分を守ることは大切です。
Wikipediaのページを見て、どのように対応したらいいのか患者の側としてもしっかり学習しておくことが大切だと思います。