閉鎖病棟(隔離室)で出た常同行動について。
閉鎖病棟(隔離室)にいた頃の記憶はあるのですが、何をやって1日過ごしていたかなというと、本当に刺激のない生活で閉じ込められていたというような記憶が主です。
そんな状態だと本当に刺激がないので、身体拘束を解かれてから同じ行動を繰り返すようになりました。
あの行動はなんだったのか?
それは、キャスター付きの点滴を下げるやつを手に同じ部屋の中をくるくる回るという行動です。
やることがないから隔離室内をくるくる部屋を歩いていました。
あの行動ってなんだったのかなぁと思って今日ググってみたのですが、もしかしたら「常同行動」というのかもしれません。
常同症(じょうどうしょう、英語: Stereotypy)または常同行動(じょうどうこうどう、英語: Stereotypical behavior)とは、反復的・儀式的な行動、姿勢、発声である。単純なもの(身体揺すりなど)から、複雑なもの(自己愛撫、足を重ねたり解いたりの繰り返し、特定方向への行進)などがありえる。常同症の原因についてはいくつかの仮定があり、またいくつかの治療法が存在する。薬物(覚せい剤など)の使用で誘発されることもある。
常同症 - Wikipedia
暇だからというのと刺激が欲しくて隔離室の中をくるくる歩いていたわけですが、精神科の看護師さんたちには特に心配されていなかったので、もしかしたら同じような行動をする人もいるのかもしれません。
動物園の動物も常同行動が出るらしい
この行動は、動物園の動物や飼っている犬猫、自閉症の人たちにも見られる行動なのだそうです。
あの行動ってなんだったのかなと今日思ったわけですが、この行動が起こる理由ちょっと調べてみました。
同じことを繰り返す常同行動は、自閉症の傾向がある子の特徴です。その行動による刺激に没頭することで、発達障害児自身の精神状態が安定するためだと考えられています。
常同行動は、自己刺激行動とも呼ばれます。退屈な時
困った時
不安な時
緊張した時
いつも同じことをする。常同行動、自己刺激行動。幼児の発達障害の特徴、具体的な改善例 - 発達障害・知的障害の特徴をチェック!
上の常同行動をする理由は、自閉症の傾向のある子の例ですが、僕の場合、隔離室に閉じ込められていたので、退屈でしたし、困ってもいましたし、こんなところにいつまでいるんだと不安でしたし、緊張もしていました。
やっぱりあれは、常同行動か。
まさに僕は、閉鎖病棟にいた時、常同行動をしていたのかもしれません。
不安だったり、緊張もしていたというのもあるのですが、僕の場合とにかく退屈だったというのは自覚できていました。
1時間くるくる部屋の周りを歩いてみようとか思って歩くと、なんとなく精神的に落ち着くようでそのような行動を繰り返していました。
刺激も与えられて、なんとなく落ち着くんです。
閉鎖病棟(隔離室)ってそれだけ、刺激を患者へ与えないようにしているのだと思いますが、それだけ刺激はないし、不安などストレスのかかる環境なのだと思います。
今の僕は、もう入院はしたくないと思っていますし、電気ショック療法を受けたくないと思っています。
もう入院したくないから服薬もちゃんとしてます
正直、この辛い入院生活があるから、薬もちゃんと服用するし、自分の精神的な健康にも注意するようになりました。
携帯を持ち込むことができる自由な病院もあると思いますが、僕の入院していた千葉精神科医療センターは、スマホの持ち込みも禁止されていましたし、病院外の世界とは隔離された環境でした。
同病の方には同じような経験はして欲しくないと思っていますし、僕ももうあのような経験はしたくありません。
日々の状態に注意して、ひどい病状にならないようにお互い生活していきたいと思っています。