うつ病が治らない人は光トポグラフィー検査を受けたら?
双極性障害は、誤診の多い病気です。
誤診というか、初診の際にはうつ状態で行くことが多いため、初診の時点では、うつ病と診断される方が多いです。
そんな僕も始めての診察の際には、うつ病と診断されパキシルなんかを飲んでいました。
双極性障害の人の病歴
Twitterなんかをやっているとプロフィール欄なんかに病歴◯年、うち◯年はうつ病として治療していたなんて記述をしている人がいます。
長い人なんかは、本当に10年以上、鬱として治療をしていてそのあとに双極性障害の治療をし始めたなんて人もいます。
双極性障害の人は、多くが一度は、うつ病としての治療を受けているのではないかと思います。
うつ病の診断を受けているかも双極性障害かも
現在、うつ病の治療を受けていて何年も治らない人など多くいるのではないのでしょうか?
そんな人は、双極性障害の可能性もあると思います。
双極性障害の人は、双極性障害の診断を受けるまで本当に長い年月かかっている人がいます。
うつ病がなかなか改善しない人は、双極性障害の可能性もあるかもしれません。
心配なひとは、光トポグラフィー検査を受けてみよう
現在は、問診だけではなく光トポグラフィー検査という検査で病気を診断する方法があります。
この光トポグラフィー検査では、⼤脳⽪質の⾎中ヘモグロビン濃度変化を計測することにより、病気を診断します。
⾎流量のパターンは、健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症で異なり、それぞれ典型パターンがあります。
精神科では問診で病気を診断することが一般的です。
うつ病がなかなか改善しない人は、光トポグラフィー検査を受けて自分の状態を知ることも一つの手段ではないでしょうか?
正確な病名がすぐにわかるようになれば良い
現状、 光トポグラフィー検査の診断率は、100%ではありません。自由診療で検査を受けるとそれなりの費用もかかります。
早く血液検査などで病名が識別出来るようになれば、何年も本来の疾患と違う治療を受けるということもなくなると思います。
そんな中でも、現状としては、問診でない方法での診断として光トポグラフィー検査は、うつ病がなかなか寛解しない人の一つの診断の助けになるものだとは思います。
早く病気を寛解させたい、主観の入らない診断方法で現状の治療があっているのか判断したいそんな風に思っている人は、一度、光トポグラフィー検査を受けてみるのも一つの選択肢なのではないかと思いました。