借金持ち・双極性障害者の日記

借金が130万円程度ある双極性障害者で冴えないWEB系エンジニアが病状を安定させ借金を返済させようとチャレンジしている日記です。

マジックマッシュルームからうつ病の脳をリセットしてくれる薬が出来るかもしれない

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うつ病の脳をリセットしてくれる薬が出来るかもしれない

僕は、電気ショック療法を経験したことがあります。

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僕が受けた電気ショック療法の内容は、上記の記事に譲りますが、この電気ショック療法どんな感じと言われると脳を再起動したり、今までの躁だった脳みそをリセットしてくれたという言葉がピッタリくるような治療でした。感情が、初期化されるというか。
先日、Twitterをやっているとこの脳を再起動したり、リセットする効果のあるものが見つかったということで、今日はその記事について紹介します。

何が鬱の脳をリセットしてくれたり、再起動してくれるの?

何が、うつ病の脳をリセットしたりするのということですが、それは、マジックマッシュルームに含まれる、シロシビンと呼ばれる幻覚作用を持つ成分です。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが発表した論文によると以下のように報告されています。

治療に対して効果がみられない治療抵抗性うつの症状を持つ患者に対し、10mgと25mgのシロシビンを1週間おいて投与。すると、投与してすぐに患者はうつから来る不安な感情が和らいだことを報告しています。この効果は脳の働きを可視化するfMRIでもみられ、ストレスや恐怖の感情を扱う部位への血流が減少したことが確認されているとのこと。
マジックマッシュルームには「うつ」状態の脳の回路を再起動させる働きがある可能性が判明 - GIGAZINE

論文によると、1人のみMRIの画像が乱れて評価外となったものの、19人中47%で実験から5週間後にうつ病スコアが改善され、全員の脳の血流量が投与後は減少していたのだそうです。

シロシビンを投与された人はどんな感覚を持っているのか

このインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームの発表した論文で面白いのは、シロシビンを投与され治療抵抗性のうつ病の人がどんな感覚を持っているかということです。
どんな感覚を持っているかというと中には次のような感覚を持っている人がいるようです。

中には脳の中が「デフラグされた」や、「再起動が行われた」と、まるでコンピューターに対する操作が脳の中で行われたような印象を語る患者も存在したとのこと。インペリアル・カレッジ・ロンドンで幻覚についての研究を率いるRobin Carhart-Harris氏は「シロシビンはこれらの患者に対して、うつ状態から抜け出すために必要な『エンジン始動』を一時的に与え、『リセット効果』と表現される状態をもたらしました。
マジックマッシュルームには「うつ」状態の脳の回路を再起動させる働きがある可能性が判明 - GIGAZINE

治療抵抗性のうつ病の人が、脳の中が、デフラグされたり、再起動されたという感覚を持っているんだそうです。
鬱だった脳みそがデフラグされたり、再起動されたりして不安感だったり、鬱だった感覚が初期化されて正常な状態になればいいですよね。
治験者の中にはそんな感覚を持って、言葉でもそういう感覚を説明できたのだそうです。

電気ショック療法と同じような効果がある

僕も電気ショック療法を受けた時、今まで激しい躁だった感情が、一気になくなって、通常の感覚になった感覚を持ちました。
1度目の治療の時は、ちょっと頭が、ぼーっとした感覚をがあったのですが、この記事を読んで思ったのは、全く同じような感覚で、本当に頭が初期化されたり、再起動されたという言葉がピッタリだなと思いました。

うつ病も双極性障害も服用で脳が初期化されたりリセットされたりされたらいいね

電気ショック療法経験者からいうと、やっぱりあの治療は、怖いです。誰でも感電するのは嫌だと思うのですが、麻酔をかけて頭に電気を流して痙攣を起こす訳でなかなかみんなやりたくない治療だと思います。
だけど、服薬で頭がリセットされたり、初期化されて通常の人と同じ感覚に脳がなったら嬉しいですよね。

僕が電気ショック療法を経験して思ったのは、ひどい病状を服薬だけで治すより、一度、脳をリセットしたり初期化するような感覚を持てる治療をしてそこから維持する治療をする方が楽だってことです。

僕は、電気ショック療法を受けてそこから正常に近い状態を維持することに徹してから比較的治療がうまくいっています。
いつか、電気ショック療法のような治療でなくて、服薬で正常な感情の感覚でない脳が正常な状態へ初期化される治療が出来るといいですね。