借金持ち・双極性障害者の日記

借金が130万円程度ある双極性障害者で冴えないWEB系エンジニアが病状を安定させ借金を返済させようとチャレンジしている日記です。

精神科へ初めて行く(初診時)前に障害年金の受給資格を確認しよう

f:id:live_ly:20171123185637j:plain
精神科へ初めて行く(初診時)前に障害年金の受給資格を確認しよう

憂鬱だったり、不安が強かったり、パニック障害の様な症状があったり、精神科や心療内科へ行こうと思っている人はたくさんいるのだと思います。
個人的に精神科へ行く前に絶対確認してほしいことがあります。
それは、あなたに障害年金を受給する資格があるかということです。

どんな精神障害が障害年金を受給する資格があるか

うつ病などは、心の風邪や心の病と言われて久しいです。誰にでもなる可能性があるため、うつ病程度では障害年金をもらう資格はないと思うかもしれません。
だけど、うつ病でも障害年金をもらう資格はあります。統合失調症とうつ病(そううつ病、双極性障害)は、障害年金をもらう資格があります。
精神疾患であっても、人格障害は原則対象外とされ、不安障害(恐怖性、発作的=パニック等)や適応障害、身体表現性障害などの神経症性障害も原則認定対象外とされていることに注意が必要です。それでもうつ病を併発している可能性があります。
もし、自分がうつ病だということで、心の風邪程度では障害年金を受給資格がないと思っている人は、自分が障害年金を受給する資格があるということを覚えておいてください。

精神科・心療内科を受診するにあたって覚えておいてほしいこと。

誰でも自分が精神を病んだとは思いたくはないですし、精神を病んでいる方は生活しているだけで大変だと思います。
そんな状況の中でも私が精神科・心療内科を受診する前に絶対に意識しておいてほしいことは、年金をしっかり払っているかということです。

障害年金を受給するためには、初診時に年金を受診する資格を有しているかということです。

障害年金においての初診とは?

障害年金で大切になる初診時は、次のような規定となります。

① 初めて診療を受けた日。(治療行為または療養に関する指示があった日。)

② 同一傷病で病院が変わった場合、一番最初に医師の診療を受けた日。

③ 同一傷病で傷病が治癒し再度発症している場合(社会的治癒)は、再発後に最初に医師の診療を受けた日。
 治療の必要がなく(医学的には治癒していなくても)、一定期間以上健康な方と同様の生活を送っていた方が、同一傷病が再度悪化したような場合、悪化(=再発)後最初に受診した日が新たな初診日として認められることがあります。これを社会的治癒と言います。

④ 勤務先の健康診断で異常が発見され、その後医師の診療を受けた場合。原則、健康診断を受けた日は初診日となりません。(例外;初診の医療機関の証明がとれず、医学的見地からただちに治療が必要な状態と認められる検診結果だった場合は、請求者が検診日を初診日としたい旨申立て、その検診日を証明する資料が提出可能であれば認められる。)

⑤ 誤診の場合でも、その後に傷病名が確定した場合、最初に誤診をした医師等の診療を受けた日。(誤診から確定診断までの期間が長かったり、誤診のまま治療を受け続けていた場合など実際の認定では予想もしない厳しい判断が下される多い。特に会社勤めの間は誤診状態、退職後に正しい病名・治療が開始された場合、障害厚生年金ではなく障害基礎年金しか支給しないなどです。)

⑥ じん肺症(じん肺結核を含む)については、じん肺と診断された日。

⑦ 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日。

⑧ 先天性疾病の場合、20歳前に診察を受けていなくても20歳前の障害基礎年金を受給できる場合があります。(例;知的障害は出生日と認定されます。)

⑨ 先天性疾患でも発症、受診した日が初診日とされます。(例;網膜色素変性症、先天性心疾患、発達障害など)。     

⑩ 最初のAと言う傷病が原因でBと言う別の病気になってしまった。相当因果関係のあるAとBの傷病は同じ傷病として扱われ、初診日は傷病Aの初診日とされます。(慢性腎不全で原因は糖尿病だったら、初診日は糖尿病の初診日となります。)

* 初診日の特定が難しいことをご理解いただけたのではないでしょうか?現実は上の①から⑩に該当するか否かの判断が難しい事例も多いのです。例えば、相当因果関係がないとされる傷病に関しても認定基準に記載された事例はごく一部でしかないのです。
障害年金申請で一番重要な初診日とは?

もし、あなたが、年金を支払っていないとしても年金には後納制度というものがあります。
初診の前までにしっかりと年金を受給するために必要な年金の支払いを済ませましょう。

なぜ、精神科や心療内科へ通う前に年金を後納でも払ったほうが良いのか。

精神科の診断というのは、思っているよりも長い期間がかかります。
初診の際に一応、病名がつきますが、はっきりとどの病気かわかるのには結構な期間がかかります。
私は、双極性障害という病ですが、この精神障害に対しての適切な治療を受けるまでに10年という期間を要することが結構あったりするようです。
もしあなたが、パニック障害だと思って精神科・心療内科へ通い始めたとしても、将来もしかしたら双極性障害として治療を受けるということもありえます。

その際に大切になるのが、精神科・心療内科への初診の日が非常に大切になってきます。

障害年金の受給資格を得てから精神科や心療内科へ行こう

もし、あなたが、精神科や心療内科へ通い長い間、病気への治療がかかったとします。
その際やはり生活費などがかかります。その際、この障害年金を受給できるかどうかというのは非常に大切になってきます。
学生時代に年金を払っておらず、免除の申請をしていなかったなどという人は、精神科・心療内科へ行く前に、年金を受給する前に必ず、年金を受給する資格があるかどうかを確認してください。
それが、結構、将来大切だったりします。

僕の場合、障害年金を受給するつもりはないのですが、障害年金は過去5年間の遡求期間があるので、貰えば、過去5年間の障害年金をいただいて、借金なんて簡単に返せたりします。
将来の精神の安定においてもこの障害年金は非常に大切になってくると思います。

精神科や心療内科は、敷居をまたぐ前には、絶対に障害年金の受給資格をみたしてから通うようにしてください。