精神科の多剤大量処方問題
もう、精神科に通い始めて、10年以上になります。
その期間、精神科多剤大量処方が嫌でした。
医者の薬の出し方って結構適当
これだけ、精神科に長く通っていると、もう耐性のできてしまっているベンゾ系を幾つか出されたり、色々な抗精神薬を幾つか処方されたりという経験をしてきました。
もう、多剤大量処方をされるともうどの薬がアカシジアを出しているのかとか、どの薬を飲むと体調が悪くなるのかとかわからなくて、とにかく多剤大量処方が嫌でした。
今では、平成26年度診療報酬改訂に際し、下記のような改訂が実施されることとなったそうです。
1回の処方において、3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬又は4種類以上の抗精神病薬を投与した場合(以下、「向精神薬多剤投与」という。)、精神科継続外来支援・指導料は算定できないこととし、処方せん料、処方料、薬剤料については減算する。
今回の運用の背景について|公益社団法人 日本精神神経学会
昔、精神科に通い始めた時は、効いているのかよくわからない薬を処方されて、真面目に飲んでいたのですが、今となっては色々と自分で薬の効き具合とかを試して飲むようになってしまいました。
多剤大量処方もありなんですかね?
だけど、最近ちょっとだけ、多剤大量処方もありなのかなと思っています。
おそらく、多剤大量処方の被害者のほうが多いのだとは思うのですが、きっとその多剤大量処方によって救われていた人もいたと思うからです。
なんで、そう思うようになったのかというと、僕の場合、リスパダールとクエチアピン(セロクエル)の微妙な調合によって、10数年苦しめられていた幻聴から解放されたからです。
精神科医は腹の底で何を考えているか (幻冬舎新書) | ||||
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先日、上記の本を読みました。
色々な精神科医の考え方などが書かれているのですが、きっと、この薬はこう効くとか考えて微妙な処方(それでも患者は苦しむのですが)をする医者もいるのかなぁと思ったからです。
神様みたいだと思いますが。
だけど、多剤大量処方で救われてた人がいたのかも
僕自身は、飲んでいる患者自体がどう感じているかわからない処方をしてしまうと、診察は口頭で行うわけだから、医者の先生も薬があっているかどう効いているかわからんでしょと思うので、多剤大量処方自体は、やっぱり反対かと思うのですが、多剤大量処方が禁止されたことによって、生活がしづらくなった人もいるのかなぁと思いました。
僕の場合、糖尿病になったら今の処方はできないよと言われているのですが、多剤大量処方で安定していた人は、平成26年度診療報酬改訂で苦しんでいる人もいるのかと思いました。
平成26年度診療報酬改訂のによって苦しんでいる人がおそらくいるように、僕も糖尿病になったら、また、一から合う薬を探さないといけないので、他人事じゃないんですよね。
結局双極性障害は、完治がなく一生薬を飲み続けないといけない病だから、体の健康も保ち続けないといけないし、大変だと暗くなってしまいました。