断薬するのであれば、ひとまず主治医を変えるべき(セカンドオピニオン)
僕は、断薬をした経験があります。
断薬をした理由は、明らかに躁転した経験が抗鬱剤を飲んでいたという事とその時の主治医に不信感を持っていたという事があります。
その断薬の結果は、以下のリンクのような結果になりました。
断薬したら
断薬をしてから半年位経った時に、激しい躁状態になりました。
結果、閉鎖病棟へ入院するという経験をしました。
断薬の理由は主治医への不信感
なぜ、僕が主治医に不信感を持ったかというと、その当時の処方として特にリーマスやデパケンなどの処方がなく、主にジプレキサという薬によって治療をすすめられたためです。
正確なジプレキサの処方量は覚えていないのですが、アカシジアがひどいと言っても何と言ってもジプレキサの処方量を増やす、そしてアカシジアを止めるための薬を処方してくれるという事しかしてくれませんでした。
薬剤性躁転が双極性障害かも疑問だった
そのような状況の中で、僕は明らかに自分でも浪費をしたりした躁転は抗鬱剤を飲んでいた期間であったため、断薬をしたら大丈夫なんでないかと思ってしまいました。
薬による躁転っていうものがあるのではないかと思っていました。
僕と同じように双極性障害というのを認められない人も多いかもしれません。
また、うつ病の人の中にも多くの双極性障害の人がいる可能性もあるようです。
抗うつ薬による躁転、急速交代化を繰り返し、双極性障害の診断に至るまで10年かかる、という現状を改善するには、まずは現在「うつ病」と診断されている人の中に、「双極性障害予備群」の方が少なからずいらっしゃることに目を向けていいただくことが必要だと思います。
— 加藤忠史 (@KatoTadafumi) 2014年1月20日
一人の先生にこだわる必要もない
僕は、閉鎖病棟へ入院をした経験があるため、もし断薬をするのなら一度、セカンドオピニオンを仰ぐなど、主治医を変える位の事をしてもいいと思っています。
実際、断薬した当時はずっと苦しんでいたアカシジアがなくなって、精神的に安定していた期間というのもありました。
わずか、半年程度ですが。
が、その後仕事でストレスを感じるような状況があり、閉鎖病棟へ入院するような激しい躁状態になってしまいました。
双極性障害の学者としては、加藤忠史 先生がTwitterなどが有名ですが、下記のような事を言っています。
同じ「うつ状態」でも、以前に躁状態があったかどうかによって、治療の目標も使う薬も全く違います。躁状態の既往がある場合は、抗うつ薬は原則使わず、リチウムなどの気分安定薬を中心に予防を目指します。双極性障害を鑑別せずにうつ病と診断することはできません。 #WBD
— 加藤忠史 (@KatoTadafumi) 2017年3月29日
双極性障害については、僕自身もあんまり抗鬱剤は使わないほうが良いと思っているのですが、加藤先生も上記のような事を言っています。
僕の場合、抗鬱剤を飲むと焦燥感が出てきます。加藤先生は、気分安定剤を中心に予防を目指すと書かれていますが、僕はジプレキサを中心に治療をされました。
主治医によって治療方針も色々だから
だけど、これは、本当に主治医によって抗鬱剤を双極性障害の患者に出す事ともありますし、その先生の経験によって治療の方針というのはだいぶ変わってくるのだと思います。
加藤先生のような学者のいう事と実際に現場で診療のしている先生の処方がそもそも違ったりするわけで、本当にあなたにあった主治医というのは今の主治医とは、限らないのだと思います。
断薬するなら主治医を変えよう
僕は、断薬で痛い目を見ました。
だから、断薬を考えている人に言いたいのは、断薬をするのならまず、主治医を変える事を考えたほうがいい、または、現在の処方についてセカンドオピニオンを受けたほうが良いという事です。
僕は、断薬の躁転によって、職を失いました。
そんな事にならないように、断薬について考えている人は、その前にまず、主治医を変える、セカンドオピニオンを受ける事を考えてみるのが良いと思います。
実際に、閉鎖病棟に入院をすると結構辛いものです。
そんな経験は、しないほうが誰でも良いと思うので、ぜひ、断薬を考えている方は、主治医を変える、セカンドオピニオンを受ける事を考えて欲しいと心から思っています。